2009年6月26日金曜日

メキシコの旅 8日目 - フリーダ・カーロとメキシコ国立自治大学

再びコヨアカン方面へ散歩。

この前は時刻が遅くて入れなかった、フリーダ・カーロ博物館へ。
恥ずかしながら、フリーダ・カーロという人物についてはメキシコに来てから知った。なんでも映画に取り上げられたとかで、最近は日本でも人気がある芸術家らしい。
あまり絵や彫刻についてはよく分からないのだが、この人の作品が面白いのは作品それぞれによって作風がかなり異なるところ。写実的なものもあれば抽象画っぽいものもある。時期によって作風が大きく異なる画家としてはピカソが有名だが、この人もピカソのように、作風に変化を与えるきっかけとなる経験があったのだろうか、などと月並みな感想を抱きながら博物館を後に。

その後、最近建物の壁画が世界遺産に登録されたという、メキシコ国立自治大学(通称UNAM)のキャンパスへ。拾ったタクシーの運ちゃんは陽気に道中を案内してくれるのだが、信号が壊れて大混乱の交差点に突っ込んでいったり、大学構内を時速80Kmでぶっ飛ばしながら建物の解説をしてくれたりと、なかなかスリリングなドライブだった。

UNAMのキャンパスはとにかく広い。一周りしてやろうと思い歩き始めたのだが、とても歩いて回れる大きさではない。そもそもキャンパス内の道路が車での移動を前提に作られていて、校舎や広場の周辺以外は歩けるような道がない。早々に断念して中央図書館周辺の様子だけ見学。
図書館等の壁一面に描かれたモザイク画も素晴らしいのだが、なにより面白いのはメキシコの学生生活を覗き見できること。学生が思い思いにテラスに座って議論していたり、広場で大道芸部(?)らしき団体が練習をしていたりと、ちょっとした学生気分に浸れる。


博物館や美術館もいいけど、やっぱり旅をしていて一番興味をそそられるのは、こうした現地の人々の生の生活風景だなぁ。
 

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