2009年7月30日木曜日

サービスの「詰め」

巷でよく言われるように、アメリカのサービスはどうも詰めが甘いところがある。

友人数人とともに部屋で夕食をとるにあたり、「ピザを取ろう」ということになり注文。Webサイトで郵便番号を入れると最寄の店舗が出てきて、オンラインでオーダーができる。Lサイズのピザをハーフ&ハーフで頼む。

ところが、注文確定後ほどなくして、件のピザ屋から携帯に電話が。「今Lサイズの生地を切らしててー、次に補充されるまでまで3時間くらいかかるんですけどー、どうします?」  「どうします?」も何もないもんだ。なんか代替案を提示せーよ、と思いつつMサイズに注文を変更。

さらに20分ほどして、また同じ店から電話。「あのー、うちのボスがー、そちらの地域には50ドル以上の注文じゃないとデリバリーしないって言っててー、どうします?」  いいかげんにしろ。ネエちゃんもいい歳して(推定)「ボスがー」じゃねーよ。ガキの使いか!! ...などと憤ってもはじまらないので、あきらめて別のチェーンで注文した。そんなポリシーがあるなら初めからWebに書いておいて欲しいもんだ。

次なるトラブルは携帯の料金支払い。
AT&Tの店員いわく支払いはオンラインで可能ということだったので、AT&TのサイトからMyAccountにログインしようとする。ところが、初回ログイン時の手続きとして、Social Security Numberの下4桁をWebサイトが要求するではないか。これは困る。留学生である私はSSNを持っていない。携帯を契約するときもSSNは要求されたが、高いデポジットを払うことでそれは回避できた。そういったSSNを持たないユーザーも一定数居るはずなのだが、このWebサイトの仕様は何なのだ。

カスタマーサポートに電話して事情を説明するも、「これはトリッキーなシチュエーションだねー。HAHAHA…」と。何たるロジックエラー。結局いろいろゴネた末、オペレーター側でマニュアルで認証をして、ダミーのSSNコードを発行してもらった。

どうもこの国のサービスはおかしい。。。

 

2009年7月29日水曜日

EFSの授業

いつも遊びのことばかり書いているので、ちょっとは授業のことなど。

Stanford EFSには主にこれから大学院生になる学生と、企業・官庁等からVisiting Scholarとして来ている外国人がいる。授業は午前と午後に分かれており、午前はそれぞれの専攻分野別に編成されたセクションでライティング中心の授業、午後は各分野入り混じって最初のセクション分けテストの結果にしたがって分けられたセクションでプレゼンテーションやディスカッションを行う。


私は午前の授業はビジネスのセクションに入っているのだが、ことビジネスセクションに関しては、ライティングの授業もケースを使ったディスカッションが中心になっている。ケース・ディスカッションにはビジネススクールでやるような問題分析・意思決定に関するものもあれば、ロールプレイもある。

ロールプレイのひとつの例として、この前はタウンホールミーティングというものをやった。ある町にある電機会社の工場が汚染物質を垂れ流しているという設定のケースを読んだあと、市の役人, 会社, 環境保護団体, 労働組合代表, 住民代表などに役割を分けて、それぞれプレゼンテーションを行う。

初回のタウンホールミーティングでは、会社側と環境保護団体側がそれぞれデータとパワーポイントを駆使しながら自分たちの主張を訴え、労働組合や住民を交えて議論をする。模擬ではあるが、どの役も工夫を凝らしたプレゼンテーションだ。ほとんどの受講生は30を超えたいい歳なのだが、皆必死。
タウンホールミーティングの結果を受け、次の週には市の組織の役が最終的な解決案を提案する。どちらの言い分もそこそこ取り入れられ大岡裁きで大団円、と思いきや、市側の裁定に納得いかない各団体がそれぞれ噛み付き、また大議論に。ここらへん、権力者の提案がどうであれ守るべき立場は守る、という他国の価値観を感じられて面白い。

一通りディスカッションをした後は、その内容についてレポートを書くという形でライティングのアサインメントが出る。また、週に1回はビジネスや経済学を専攻しているPhDプログラムの学生がリードし、専門的な立場からケースの内容に深く突っ込んだ議論をするセッションもある。

もちろん受講生は留学生ばかりなので、ネイティブ・スピーカーが参加する本物のビジネススクールの授業には及ばないものがあるが、純ドメの私にとっては、「ならし」という意味では結構有意義な授業内容だと思う。

   

2009年7月25日土曜日

早いぞ 安いぞ ..!?

レンタカーを借り、パロアルトから南のモントレー(Montrey)までドライブ。

途中にあるギルロイ(Gilroy)という町では、Garlic Festivalという奇妙な祭りが行われていた。なんでもこの町は"Garlic Capital of the World"を自称していて、祭りではGarlic Ice Creamなんてものの出店まで出現するとか。この祭、どうやら地元では結構有名らしく、見物に行く客で高速道路が大渋滞していた。

モントレー自体は期待していたほどではなく、「ま、こんなもんか。。」という感じ。こちらに来てからメキシコやヨセミテなどいろいろ廻ったせいか、風光明媚な景色や自然のスペクタクルに目が慣れてしまったのかもしれない。

モントレーからは、州道1号線でサンタクルーズ(Santa Cruz)を通りハーフムーン・ベイ(Half Moon Bay)まで海岸線を北上、そこから山を越えてサンフランシスコ半島を横断して戻ってきた。こちらはいかにもカリフォルニアといった風情。ちょっと曇りがちで霧も出ていたのが残念だったが、晴れていればさぞかし気持ちいいだろう。

帰りに、クパチーノ(Cupertino)の町に立ち寄る。元シリコンバレー勤務のケロッグ日本人上級生が、「シカゴには無いからぜひ喰って来い」というので、この町にある日本が世界に誇るYoshinoya Beef Bowl Restaurantへ。こちらは牛丼だけでなく、チキン丼や野菜炒め丼、クラムチャウダーやクッキーまでおいてある。日本の大盛の感覚でLarge Sizeの牛丼を頼んだら、こんなのが出てきた。。。


肝心のお味は...、見た目とは裏腹に日本のものとほとんど同じ。多少お米の食感が異なるかな、というくらい。このお店、アメリカ人にも人気があるようで、結構な客がいる。シリコンバレーのビジネスマンは、特大サイズのペプシと一緒に牛丼をスプーンで食べながら、今日もイノベーションへの力を蓄えているのです。

 

2009年7月23日木曜日

Japan Night @Stanford を企画する

ケロッグで恒例となっているイベントに、Japan Nightというのがある。
日本の文化や生活について興味を持ち、より深く知ってもらうために、日本人学生が毎年主催しているのだ。

世界における日本のプレゼンス低下については、日本人アプリカントへの学校側の関心の薄さという形で、MBA受験時に痛いほど実感してきた。また、アメリカに来て他国の学生と話しても、日本という国や日本企業はかつてほど関心をもたれていないのは確かなようだ。
私は別に国粋主義者でも覇権主義者でもなんでもないが、自分の国がだんだんとその地位を落としていくのはやはり見るに忍びない。日本にはもっと盛り上がってもらいたいし、他国からも「いい国」「パワーのある国」として見てもらいたい。
そんな思いから、Japan Nightというイベントは今から結構楽しみにしているのだ。

今はサマー・プログラムでスタンフォードに来ているが、このプログラムにもさまざまな国の学生が集まっている。ブラジル、中国、韓国、タイ、サウジアラビアなどなど。学生のほかにも、講師やティーチング・アシスタントのアメリカ人大学院生もいる。これはケロッグでのJapan Nightに先立って同様のイベントをやるにもってこいではないか。しかも何といっても、今は秋以降の本学期に比べると相当時間に余裕がある! そんなわけでJapan Nightを勝手にStanford EFSで行うことにした。

日本人学生に声をかけ、イベント実施の提案と企画参加の呼びかけをし、今日第1回目の打ち合わせ。 みんな来てくれるか不安だったが、ぽつりぽつりと人が集まり、1回目としてはまずまずの話し合いができた。

プログラム終了まであまり日もないが、なんとか開催にこぎつけて成功させたい。
 

2009年7月21日火曜日

サンフランシスコで旧友と再会

アイダホにある原子力関係の研究所に勤めている高校のときの同級生が、今週UCバークレーで開かれる研究会に出席するためベイエリアに来るとのこと。
授業後、サンフランシスコまで出てチャイナタウンで一緒にメシを食べる。

その友人は大学以来ずっとアメリカに行ったきりなので、実に10年ぶりくらいの再会だ。
高校のときのバカ話や、多少まじめな話など織り交ぜつつ、楽しく呑んだくれる。

なんだかんだでカルトレインの終電まで呑んで、スタンフォードに帰ったのは夜中の1時過ぎだった。
 

2009年7月19日日曜日

ヨセミテ国立公園

なんか遊びのことばかり書いているような気がするが、それも今のうちということで、週末を利用してヨセミテ国立公園に行ってきた。

パロアルトから車で4時間半ほど。日本だと結構遠いと思ってしまう距離だが、アメリカだとすごく近くのような感覚になる。不思議だ。

土曜日の朝に集合し、ヨセミテに入ったのは昼過ぎ。

この季節は観光客が最も多くなるシーズンのため、ヨセミテ中心部のホテルや山荘はかなり前から予約しないと取れない。我々がとったのはヨセミテ谷から40分ほど手前に位置する川沿いの宿。

1日目は、Bridalveil fallsというちょっと甘い名前を持つ滝や、ヨセミテのランドマークであるYosemite Fallsを見てまわった後、ヨセミテ谷を見下ろせるOlmsted Pointという高台に上り、絶景を堪能する。ここのポイントは夕焼け時が特に美しいらしいが、今は夏時間のため日暮れは夜の9時頃を待たねばならない。さすがに遅くなってしまうので、泣く泣くその場を後にする。

夜はお決まりのBBQ。開始がちょっと遅くなってしまったので、真っ暗闇で肉を焼くことに。焼け具合がよく見えない。。。これでは肉を楽しむのは無理、と早々にあきらめて、酒と星空を堪能することにした。
いろいろと話をしつつ、結局夜中の1時頃まで呑み明かす。

2日目、二日酔いの頭を抱えつつ朝6時半すぎに宿を出て、Glacier Pointへ。ここもヨセミテ谷を見下ろすポイントだ。ヨセミテ谷からツアーのバスで登っていく。途中、ドライバーがいろいろ説明をしてくれたり、野生動物を見つけては乗客に教えてくれたりする。鹿や野うさぎなどはしょっちゅう見かける。今回は幸か不幸か出会わなかったが、グリズリー(巨大な熊)やコヨーテも有名だ。

熊といえば、小学生の頃だれもが歌っていた「森のクマさん」。
ずっと気になってたのだが、「クマさんの言うことにゃ 『お嬢さん お逃げなさい』♪」のところで、クマさんは一体何から逃げろと言っているのだろう。自分か? お嬢さんの近くにいると我を忘れて襲ってしまうほど自制心のないヤツなのか、クマさんは?

だれか正しい解釈を知っている人、教えてください。

話を戻して、ヨセミテ観光のつづき。

バスで1時間ほどで着いたGlacier Pointからの眺めはやはり素晴らしい。朝のせいか、ちょっともやがかかっていたのが残念だったが、ヨセミテ谷や溶岩でできたHalf Domeなどが一望できる。望遠鏡をのぞくと、Half Domeの岸壁をロッククライミングしている人たちが見える。頂上までには12時間ほどかかるんだそうな。

Glacier Pointから降りてきた後は、巨木セコイアの森などを見て今回のヨセミテ観光は終了。

2日という短期間で結構廻ることができた。今回は車やバスで廻る形だったけど、次来るときはじっくり時間をかけてトレッキングなどしてみたい。

 

2009年7月15日水曜日

免許取得申請拒否!?

Electiveのコースを取っていないので、水曜は丸1日授業が無い。
月曜のEffective Communicationという授業で行ったプレゼンテーションについてのフィードバック面談があった他は、フリーの時間。

車の免許を取得するため、筆記試験を受けにサンタクララ(Santa Clara)にあるDMV(自動車試験場)へ。バスで片道1時間。スタンフォードの学生証を見せればタダで乗れる。

アメリカは州によって免許制度が異なるので、エバンストンに移動したらカリフォルニア州の免許を使い続けることはできない。引越後90日以内にイリノイ州の免許をとる必要がある。ただし、他州からの書き換えの場合は、実技試験がいらず、申請書類と簡単な筆記試験だけで免許がもらえるらしいので、時間のあるサマーのうちにまずはカリフォルニア州の免許をとっておこうという算段だ。

受付で必要書類がそろっていることを確認してもらい、札をもらってさらに1時間ほど待つ。
ようやく順番が来て、新規免許申請の係に書類を提出したところ、なんと「あなたの申請は受理できない」とのつれない言葉が!

学生ビザ保持者の場合はI-20(米国内の教育機関在籍証明書類)の提示が必要なのだが、防人のI-20に書かれていた在学期間が今後2ヶ月以上残っていないことが問題らしい。
う~ん、やられた。私の場合、サマーをスタンフォード大学、秋以降の本課程をノースウェスタン大学で過ごすために、米国移民法上の扱いは転学という形になる。2年間有効のノースウェスタンのI-20は転学手続きが終わってから別途発行されるので、今のI-20にはサマーの期間しか在学期間として記載されてないのだ。

こればかりはゴネてもどうしようもないので、すごすごと試験場を後にする。
午後一杯を無駄にしてしまった。サンタクララDMVの周りはちょっとした韓国人街のようになっている。せめても来た甲斐をと、コリアンレストランで海鮮スンドゥブ・チゲをいただいて帰る。
 

2009年7月11日土曜日

ナパのワイナリー

今秋からStanford GSBに進むEFSのクラスメイトと連れ立って、ナパ・バレーへ。

道の両側にブドウ畑がえんえん続く様は圧巻だ。
3つのワイナリーをはしごして、ちょっとずつテイスティングをする。ブドウの種類による味の違いがよく分かる。ただ、同じ種類のブドウでもワイナリーが違うと当然味が違うらしいのだが、そこまではなかなか見分けがつかなかった。いろいろなワインを試したが、結局一番口に合うのは日本でもポピュラーなカベルネ・ソーヴィニヨンだとかシャルドネだという結論に。

ワインを十分堪能すると同時に、ワイン道を極めるだけの才能は自分にないことを実感した一日だった。
 
 

2009年7月10日金曜日

ホームレスを支えるコミュニティとは?

スタンフォードの教授が行っている地域のホームレス支援活動についての講義を聴く。

教会が行うホームレスの人々に対する炊き出しに対して、地域住民の理解を得るためにいろいろ奔走した教授自身の体験を研究としてまとめたものだ。ホームレスはUnhousedなだけであって、地域こそが彼らのHomeだ、という信念でいろいろと衣食住の提供をした、という話だったのだが、ちょっと納得できない点が。

今年の初め、日比谷公園の派遣村の騒動の際に議論になったように、単に衣食住を与えるだけではかえって被支援者の「この状況を脱したい」というモチベーションをそぐことになりはしないか。実際、派遣村のケースでは実は多くの求人があったにもかかわらず、それに応じた人は少なかったとのこと。

教授に被支援者のモチベーション向上の問題について聞いてみるが、あまり納得する答えは得られなかった。

やっぱり弱者支援の鉄則は、"Don't give them fish, but teach them how to fish."だと思う。


夕方、EFSのStudent同士によるサッカー。みんなジーンズにサンダルなど、普段着に近い格好で気楽に来ているのに、やたら気合入っている人がひとり。。。
 
 

2009年7月9日木曜日

銀行口座開設

やはりこちらの銀行口座がないとCheckが切れないなどなにかと不便なので、パロアルトのCitibankで口座を作る。

エバンストンに移動してから作ったほうがよいのかとも思ったが、話を聞いたところ特に不都合はなさそうだ。それどころか、スタンフォードの学生向けにかなり手数料等優遇されている口座を作ることができた。ケロッグに移ってからも使い続けて問題ないとのこと。ちょっと得した気分。
 

2009年7月7日火曜日

iPhone

EFSの方は今日から通常授業。
初っ端からいろいろと課題が出る。

授業後、AT&Tの携帯屋に出向いてiPhone 3G Sを購入。端末価格が高いうえ、Social Security Numberを持っていないために$500ものデポジットを要求される。なかなか痛い出費だったが、予想以上に便利で面白いアイテムだ。しばらくいいおもちゃになりそう。
 

2009年7月6日月曜日

Stanford EFS Day 1

独立記念日の三連休を終えて、今日はStanford EFS (English for Foreign Students) Programの初日。
要するにこれから大学院に通う外国人向けの語学リフレッシャープログラムなのだが、事前の情報によると結構クラスのレベルは高く、課される宿題も多いとのこと。

今日は初日なので、オリエンテーションとビザに関する諸手続きの後、セクション分けテストとウェルカム・パーティで終了。

   
プログラムは、大学院新入生になる人間が30名程度、研究機関等からの派遣で来ている研究者や実務者が25名程度で構成されている。前者と後者では授業内容等が若干異なるようだ。
大学院生向けコースについて、過去にはスタンフォードの他にも全米各地の大学院に行く人が半分くらいいたとの事なのだが、今回は他の大学に行くのは自分のみ。パーティでは、「なんでカリフォルニアではなくて寒いシカゴなんぞへ行くのか。そもそもあんなところに人が住んでいるのが信じられない。」などと責め立てられ、ちょっぴりアウェイ感。

日本人や韓国人ばかりが異様に多いのでは? との危惧もあったものの、セクション分けの結果、同じセクションに日本人は自分の他一人だけ。思いのほかダイバーシティが確保されたようだ。

   

2009年7月2日木曜日

スタンフォード大学キャンパスへ

サマー・プログラムを受けるスタンフォードの寮に、今日チェック・インする。

サンフランシスコ市内のホテルを発ち、カルトレイン(Cal Train)というベイエリアを走るコミューター・トレインの駅へ。スタンフォード大学のあるパロアルト(Palo Alto)へは1時間弱の汽車旅だ。
 

 
パロアルトの駅からは、キャンパスを巡回する無料シャトルバスも出ているのだが、今日は荷物も多いのでタクシーに乗る。まもなく見えてきたのがキャンパスの入り口と、そこから中心部につづく一本道、Palm Drive。

カリフォルニアの青い空と夏でもカラっと涼しい気候、そしてこの広く美しいキャンパスはやっぱり素晴らしい。こればっかりはスタンフォードで2年過ごせる人たちが純粋に羨ましい。まぁこちとら2ヶ月弱だけだけど、せめて夏の間はカリフォルニアを満喫することとしよう。
 
  

2009年7月1日水曜日

アメリカ入国!!

メキシコ雨季特有のものすごいスコールに遭い、さすがのバスも徐行気味ということで、オアハカからメキシコ・シティの友人M宅に帰り着いたのは昨日夜11時近くだった。
メキシコを発つ飛行機は7:25発。空港までの移動とチェックインに要する時間を考えると、朝5時前までには準備を整えなければいけない。案の定、一睡もできないままトランクと格闘する。

昨日のスコールの名残か、朝になってもまだ雨が降っている。Mによると、雨季であっても朝に雨が降るのは相当珍しいんだそうな。まだ暗く、水浸しの道路を送ってもらい、空港へ。 メヒカーナ航空でサンフランシスコまで、4時間半のフライト。
これから向かうのは、ケロッグ入学までの期間を使ってサマー・プログラムに出席することになるスタンフォード大学だ。
ヒゲ面&日焼け顔に麦わら帽子と、およそ勉強しに来たとは思えない格好で学生ビザを提示し、入国審査。パスポートの写真とのギャップに2, 3問答を受けるも、無事に米国入国。

アメリカへは9年前に初めてパスポートを取得して来て以来、6回目の入国。なんだかんだで1~2年に1回は来ている計算になる。サンフランシスコへは2005年以来、4年ぶり。やはり美しい街だ。
メキシコから来ると、アメリカがいかに豊かな国かを実感する。いろいろ問題はおありでしょうが、やっぱり押しも押されぬ先進国ですな、ここは。
  
港町の美しさと物価の高さをしみじみと身に感じながら、今日はサンフランシスコ市内のホテルで一泊。


おまけ: ぶらぶらと、フィッシャーマンズワーフの蝋人形館の前を通りかかったら、「あの人」が。。。