2009年8月17日月曜日

Stanford EFSについての事後考察

相変わらずシカゴへの列車の車中だが、ここでStanford EFSについてのまとめをしてみたい。

そもそも、サマー・プログラムとして私がStanford EFSを選んだのは以下の理由からだ。

・講義形式で会計学や統計学を学ぶサマーもあるが、知識系は自分で何とでもなる。それよりむしろ英語でのディスカッション中心の内容がいい
・ケロッグが提供するサマー・プログラムもあるが若干期間が短く(4週間)、もう少し時間をかけたい
・よくあるESL(English as a Second Language)プログラムのように、遊び感覚で来ている人が多いものは避けたい
・かといって、MBA進学者に特化したプログラムでは、学生の経歴・専攻にダイバーシティが無くつまらない
・いずれエバンストンで2年間過ごすことになる。どうせなら中西部とは気候や文化の異なる環境を体験したい

結果的には、Stanford EFSはこれらの条件に当てはまる、有益なプログラムだった。

終わってみて良かった点
・学生はみな真剣で優秀な大学院進学予定者か交換研究員
・大学院での選考はビジネスに限られず、工学, 地学, 法務, 政治学, 国際関係など多岐にわたるため、いろいろな視点や「人種」に触れられた
・勉強はそれなりにきっちりとやる(特に後半はアサインメントが結構出る)が、図書館にこもりきりになるほどではなく、ちょうどいいバランス
・アサインメントはグループ・ワーク形式のものも多く、チーム重視のケロッグの授業の準備になった
・(これは結果的にだが)日本人の少ないセクションになり、国籍の面でもダイバーシティが確保された
・北カリフォルニアの気候最高!! 広大で美しいキャンパス最高!!
・ヨセミテやナパなど、週末も観光には事欠かない
・なにより、これからも交流を続けたい多くの仲間ができた

もう少し何とかなれば…と個人的に思った点
・学費・寮費ともに高い!!
・スタンフォード以外に進学する人にとっては生活のセットアップが二度手間になる
・カリフォルニアは車社会。無くても何とかなるが結構大変
・寮内でも英語を多用することを期待して3人相部屋にしたが、ルームメイト(アメリカ人とアラビア人、いずれもPhD学生)がシャイなうえ、お互いの生活サイクルも異なり、あまり交流が無かった

多分に私個人の状況に依存するものもあるが、総合的には実に満足のいくプログラムで、選んで正解だったと思う。

 

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